もん

千と千尋の神隠しのもんのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
4.9
大概の大好きな映画はどこがどう素晴らしくてどこが好きとか具体的にいっぱい言えるのに、この映画だけは、世界観の一言につきます。

圧倒的すぎる世界観だけでもうめちゃくちゃ面白い!空間がわけわからなさすぎて先の展開なんか全く読めやしない!わけがわからないのにどんどん展開していってハラハラしながら続きが気になりグイグイ引き込まれていく宮崎ワールド。彼の作品のいいとこって、無駄な時間がなく台風のようにドタバタ展開したかと思うとそのまま勢いを落とさず壮大なラストへ向かっていき、最高潮に盛り上がった直後いきなり終わるとこです!余韻が長い作品とかあるけど、彼の作品にはほぼなく急におわる。そこがまた潔くて大好きです。

そしてあんまり注目されてないけど湯婆婆は経営者としてかなりのハイスペックであることは間違いない。最初から最後までビジネスとして千尋とちゃんと向き合っていた、したたかで子供の前では1人の親で、素直にかっこよかったです。
もん

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