こぼぼ

千と千尋の神隠しのこぼぼのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
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何年かぶりに観た〜
その世界にはその世界の掟がある。
八百万の神が休まるためにくる湯屋という舞台設定からとても魅力的で、遠くに街が見えたりと景色の描写は感動を覚えるほど美しい。
一方でオクサレ様は川に捨てられたゴミが原因で汚れた姿になり、ハクは川がマンションで埋め立てられたことで帰る場所がなくなっていたりと、こういった裏に見えてくるメッセージも素晴らしい。
やっぱりラストの千尋が父母を見分けるシーンが一番好き!千尋が龍を初めて見た時ハクだと分かったように、そういった外見だけではなく精神的な繋がりを大事にしてる映画なのではないだろうか。英題もSpirited Awayだし、名前もそういった精神的な繋がりを持ったものの一つということでは。
こういった言語化されなくても伝わるテーマ性があるから世界中で評価される理由もわかるし、改めて見て素晴らしい作品であることを再認識した。最高の映画!!
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