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千と千尋の神隠しのhymasuminのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
ジブリ作品の中で一番のお気に入り。
描かれる油屋の建具にお婆ちゃんの家を思い出すし、油屋の場面に流れる音楽も、銭婆の家に向かう電車の場面で流れる哀愁いっぱいの音楽も好き。

千尋の両親が食べ物にがっつくあたりから漂う不穏な空気感で、まさに神隠しの別世界に引き込まれる。 
千尋がその世界にいてどんどん強くなっていきながら、両親の愛を受けて育んできたであろう優しさも随所に見せて、キャラクターとしてとても印象に残る。
湯婆婆に大間違いな育てられ方をしていた坊が、千尋と一緒に銭婆を訪ねる旅で正しく変わっていくのもメッセージ性がある。

公開当時、映画館で観たときに衝撃を受けた作品。以来何度か観ていたけど、動画配信サービスは有料ばかり。無料配信しないかなーと思っていたところに、嬉しい地上波放送♡

ところで、千尋の両親の声優は、科捜研の女のお二人さんだったのね笑、坊の声は当時7歳の神木隆之介さんだったとか...
なんかとっても贅沢でますますこの映画すごい👍
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