このレビューはネタバレを含みます
映画としてよくできているということはおいといて、これは冒険ですらもはやないのでわくわくしない。ひとり残されたから、親が姿を変えられたから、くつが流されたから、あの人が死んじゃうからといったところでこれはミッションの数珠つなぎでしかない。こんな全部が意味の映画によく子供は耐えられること。だって冒険は無意味を恐れなかったのに。
"「休みはなにして過ごしてるのか、なにでお給料をもらっているのか」がわからないのがキツい"と黒田硫黄が評していたけれど、そこらへんの描写こそがむしろジブリの肝だったとは自分も思う。