ねこ

千と千尋の神隠しのねこのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
昨日テレビで観たので再レビュー

公開当時唯一映画館に2回観に行った映画です実は。
1回目は妹と観に行ったのですが、
その数日後初めて彼女ができて浮かれていた時に、初デートどうするってなった時、おそらく人類初の初デートは映画を観るに決まりました。
そしたら千と千尋観た?と相手に聞かれたので間髪入れずに観たことない!と人類史上一番優しい回答をしました。
というのが無かったとしても短期間に2回観ても普通に楽しめる作品です。

大人になった今観るとすごく深読みしてしまいますね。
色んな考察があると思いますが、
お風呂屋さんで本名を伏せて汚い客の接待をする若い女性って、もうあれですよね。
油屋のモデルになった建物はいくつかあると思いますが、その一つに愛媛の道後温泉があります。数年前に行きましたが、その周りはそういったお店が沢山軒を連ねています。
湯婆婆という金持ちキャラがお風呂屋さんを仕切っていますが、現代の遊郭が建ち並ぶ〇〇地区(大阪とかにも有名なのありますね)といったお店は大体老婆が客引きをしています。
どうしようもない親の為に身を削り働く若い女性は沢山いるのでしょう。
だから女性には優しくしなければならないです。たとえ観た事ある映画を観に行きたいと言われても観た事ないふりをしましょう。

久々に観て鳥肌が立ったのは一番最後の画(クレジットの終わりという部分)が川に流された靴の画で終わります。
すごく意味ありげですよね。
それまでは千尋が進んでいった順で風景や建物の画が続いて青空で終わると見せかけて、溺れて流された靴で終わるなんて。
ハクとの思い出の場所だからかもしれませんが、他にもいろんな考察ができますね。
お母さんが千尋に対して冷たいのとか、裏テーマが沢山隠されてますね。

その数日後初彼女とはサヨナラしましたがこの映画を観るといつも思い出してしまいます。みなさんもそんな思い入れのある映画ってあると思うのですがいつまでも色褪せる事がないですよね。

どうだい?甘酸っぱい気持ちになっただろう?
ねこ

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