まえっさん

スパイダーマン:スパイダーバースのまえっさんのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン映画の中では文句無しのナンバーワンで、アニメ作品としても1つの特異点に達してる作品だと思います。
ただの3Dアニメではなくモデリングした3Dの画像に手書きで色やエフェクトを加えて、どのカットを切り出しても芸術作品として成立する仕上がりになってます。
予告編で映像出しまくってたので「本編の見どころ全部流しちゃってるのでは?」と心配してましたが、全然そんなことはありませんでした。

ストーリーに関して、主人公はピーターではなくマイルズということで、「叔父さんの死」「少年の成長」とスパイダーマン映画の様式美は守りつつ、師弟関係やバディものといったいつもと違う話が楽しめた。

演出面では、黒人が主人公という事でヒップホップ系の曲が多く使われてアガる演出が多く、明るい場面も暗い画面も主人公の心情に合わせて見事に合ってた。

主人公をマイルスにして軸にする事で、沢山のスパイダーマンが集合しても話が散らばらずにストレートに感動できたのが良かった。

SONYのアニメ映画部門の初の映画としては文句無しの大成功で今後の作品が非常に楽しみです(逆にこれを超えるのは相当難しいと思うけど…)
まえっさん

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