ちぇりー

スパイダーマン:スパイダーバースのちぇりーのレビュー・感想・評価

5.0
最高。ただ最高。ひたすらに最高。
とにかく、ヤバイしスゴイし最高。
戦闘シーンは脳汁噴出しまくりで最高。
言葉で説明するのも難しい。
これぞ、ヒーロー物!!!
久々に昂りました。これが観たかったんだよ私は!!!!!

スパイダーマンシリーズは一通り鑑賞しましたが、アカデミー賞を受賞したのは今作だけ。しかも、アニメ。しかし、アニメだからって侮るなかれ。シリーズの中でも屈指の出来と思う。
CGアニメ界の巨塔といえば、ディズニー・ピクサーのイメージが根強い。
今作のスパイダーバースは意欲作で、ディズニー・ピクサーとは気色が違うが負けるとも劣らぬ素晴らしいアニメ作品だった。

◆アメリカンコミックを全力で映像化
アートとアニメとの融合と独特な映像表現が絶妙。
ステッカー、グラフィティ、手書き、2Dアニメetc...雰囲気が大変素晴らしい。表現とアイデアの勝利というべきか。
芸術的で、スタイリッシュで、カッコイイ!ほんと、脱帽です。

◆個性的で魅力的なキャラクターたち
今作では6人(5人+1匹?)のスパイダーヒーローが登場しますが、特にマイルスとピーター(別世界)とグウェンのトリオが好きでした。それぞれのスパイダーマンの形や姿がしっかり異なってて区別化できていた。黒人のマイルスが主人公ですが、人種をイメージしてか、スパイダースーツを黒くしたのも面白い。

◆誰だってヒーローになれる。マスクをつければ。
今作のスパイダーマンは、黒人男性・白人女性・オジサン・日本人子供・ロボット・果ては動物。
これまでのヒーローものはマッチョな白人男性が多い印象でした。主人公を黒人にしたのもなんかうなずけます。
人種、ジェンダー、年齢、種族、セクシャリティ等々…今の世界は多種多様になりつつあります。
監督が伝えたかった『ヒーローになる条件はない』が素敵。

◆余談
日本の東映にでたレオパルスもカメオ出演しているそうですね。スタッフの愛が伝わってきます。


いやー、映画館で観てよかった!