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鋼鉄の雨のkazu1961のレビュー・感想・評価

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)
4.3
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-453
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋さすが韓国作品ならではの凄さを感じます!!北朝鮮のクーデターでトップが瀕死の状態で韓国に。。。北朝鮮の宣戦布告による第二次朝鮮戦争へ一直線の緊張感、アメリカ、中国、そして日本の対応。。。このスケールと設定は日本作品ではまず作られることがないと思います。この刺激的で、奇想天外に思えるストーリー展開が、結構なリアリティを持っているところが怖いですね。。。

🖋️朝鮮半島にいまだ実在する分断の実情と第二次朝鮮戦争勃発の危機をスリリングにとにかく緊張感を持って作られた作品で、それぞれの国の政治的意図が見え隠れしながら戦争へまっしぐらに向かっていく様がほんと怖い。2017年度の作品なので、南北対話が進んでいってる背景で作られたのでまだ、クライマックスに向けての安堵感はあるのですが、2022年の今ならどういう結末になるか。。。

🖋️日本海域に北朝鮮から核ミサイルが撃ち込まれ、それをイージス艦が撃退するシーンなんかは、ほんとにありそうで。。。本作を観て、韓国に根深く残っているアメリカ観、日本観を知ることができるのも韓国作品ならではですね。。。

🖋️唯一、心が動かされるのは主演を務めたチョン・ウソン、クァク・ドウォンの南北を超えた男同士の友情。クライマックスに向けて涙が出て溢れそうになるシーンも。

🖋️本作、監督のヤン・ウソク自らがウェブトゥーンという韓国発のデジタルコミックに掲載した作品が原作で、それを映画化した作品です。つまり漫画家が映画監督になり、自身の作品を映画化した作品なんですね。

😱Story:(参考: wow korea)
クーデター発生直後、最精鋭要員オム・チョルウ(チョン・ウソン)は致命傷を受けた北朝鮮1号と共に韓国に下る。その間、北朝鮮は全世界を相手に宣戦布告を、韓国は戒厳令を宣言する。この時、北朝鮮1号が韓国に降りてきたという情報を入手した外交安保首席クァク・チョルウ(クァク・トウォン)は戦争を防止するため、彼らに緊密な接近を試みるが…。

🔸Database🔸
・邦題 :『鋼鉄の雨』
・原題 :『Steel Rain』
・製作国 : 韓国
・初公開 : 2017
・日本公開 : Netflix 配信
・上映時間 : 139分
・受賞 : ※※※
・監督 : ヤン・ウソク
・脚本 : ヤン・ウソク
・原作 : ※※※
・撮影 : イ・ヒョンドク
・音楽 : キム・テソン
・出演 : チョン・ウソン、クァク・ドウォン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
北朝鮮のクーデターにより一触即発の状態に陥った朝鮮半島を舞台に、戦争を阻止するべく奔走する男たちの戦いを描いた韓国製サスペンスアクション。北朝鮮でクーデターが起こり、最高指導者が瀕死の重傷を負った。その場に居合わせた元エリート工作員オム・チョルウは、意識不明の最高指導者を連れて韓国へ脱出する。北朝鮮の宣戦布告により緊張が走る中、偶然にも韓国の外交安保首席クァク・チョルウと出会ったオムは、最悪のシナリオを回避するべくともに奔走する。オム役を「アシュラ」のチョン・ウソン、クァク役を「哭声 コクソン」のクァク・ドウォンがそれぞれ演じる。監督・脚本は「弁護人」のヤン・ウソク。
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