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鋼鉄の雨のsanyaaanのレビュー・感想・評価

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)
4.2
【北朝鮮の軍部がクーデターを起こし、核爆弾を軍部が掌握。その結果とは。】576

《感想》
鋼鉄の雨:原題は〝Steel Rain〟
SteelRainとは爆弾の事。クラスター爆弾に似ている様な感じです。

思ったより良い映画。
重々しい映画ではあるものの、北と南の友情を描いた作品。
映画〝工作〟の様でもあるが、もっと物々しい印象。

内容は
北朝鮮の軍部がクーデターを起こし、核爆弾を掌握し、韓国側に付く、米国と日本と共に、核爆弾を現実に使用し、北朝鮮の力を誇示しようとするもの。

細部はよく練られている為か、余計に分からなくなってはいるが、総じて理解は出来る。

今回は友情ものとはいえ
高評価にしたのは、現実に起こりそうな設定だから。
友情にも心は熱くなるが、ここ近辺の世界情勢を見ていると、現実味がある。
南北の休戦協定がいつ破棄されても不思議ではない。

この映画のような事が現実とならない事を祈るだけです。


《物語》
北朝鮮の元兵士オム・チョルウ(チョン・ウソン)はクーデターが目前に迫っているという極秘情報を知るようになる。
彼の元ボスである偵察総局長リ・テハン(キム・ガプス)はオム・チョルウにクーデターの中心人物を暗殺するよう密命を下す。
ターゲットを追って、開城工業団地に潜入するが、ターゲットは見当たらず、いきなり空から大量殺傷用弾頭「スチールレイン」が降り注ぎ、会場が血の海となる。
会場の一角では北朝鮮の委員長が重傷を負って失神している。
委員長が死ねばクーデター勢力が執権する。
オム・チョルウはクーデターを防ぐための最後の手段として、委員長を車に乗せ、韓国に向かう。

監督・脚本
ヤン・ウソク
出演者
チョン・ウソン
クァク・ドウォン
ユ・ヨンソク
アンガス・マクファーデン
白竜

《こんな話》
・北朝鮮のクーデター
・南北の休戦協定破棄

《関連する映画》
・工作(北と南の結束)
・ハナ ~奇跡の46日間~(南北の協力)
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