ジョー

鋼鉄の雨のジョーのネタバレレビュー・内容・結末

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは物凄い。おもしろすぎる。
映画の道案内をしてくれる韓国側の外交官と北朝鮮側の工作員の関係も渋くていい。集中して見ていても相関図や軍部のクーデター辺り把握しづらかったが、韓国/北朝鮮のせめぎあいはひきこまれる。韓国政府内でも抗戦派v.和平派が存在し、核の使用についても主力の武器として使うかあくまで抑止力程度に留めたいか、そのときの現政権の政治家や軍人の思想に依存してしまうのは国民にとって不幸だ。それが国家というものの厄介さだと思っているが、そもそも核を持つな。この映画はめちゃくちゃおもしろいですけど核を本格的に武器として扱う描写があり、作り物でもショッキングだった。
将軍様をあがめるように育てられているんだな、という国民。もっと出てカルチャーショックを受けるシーンがあるかと思ったが、始終渋いおじさんばかり出る映画だった。あの女の子たちを出してみすみす殺すまでやらなくていいじゃん…。
ジョー

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