チッコーネ

鋼鉄の雨のチッコーネのレビュー・感想・評価

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)
3.2
Netflixで公開前に劇場公開され、かなりの動員を記録しただけあり、全体の作りは重厚。
特に「北朝鮮でクーデターが起きるとどうなるんだろう」という好奇心を刺激する前半が、面白い。
キム・ジョンウンと体型の似た役者を用意しているが、最後まで呼称は「1号」で顔を映さず、台詞もなかった。
軍部が政治掌握する流れだと混乱必至なのは韓国の歴史が証明済みだが、やはりいきなりの民主化というか、統一は無理だろうな…、北朝鮮の中枢では殺らねば、殺られるのだろうから。
また韓国には北朝鮮に続くトンネルの入口が確実に存在している、という事実にゾクゾクした。

しかしミサイルを迎撃する日本の軍艦に、大日本帝国の国旗がはためいているというデティールは、さすがに酷い。