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FAKE ディレクターズ・カット版のRLFのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

補聴器もつけずに健常者と同じように発音できる佐村河内。

ベランダの景色から見えるロケーションで家を特定できてしまうだろうに、そこは本当の家なのか?

消化器が投げ捨てられていた後にある、手の傷。

仕事には一切介入しないという奥さんが最後には作曲に立ち会う姿。

「2人を撮りたかったんだ」という監督は、2人の絆?愛?冷めた表情?何を撮りたかったのか。

感音性難聴でも作曲はできてしまった。

最後の監督の質問とその答え。

何についてが『Fake』なんだろうか?

メディアに踊らされる人々を見せつけ、この作品ですらそうなんだと言っているのだろうか?


観た後にいろいろと考えてしまう作品。


自分は、過去に聾唖の人達と交流があり、中には障害手帳2級レベルなのに詐称し1級を取得している人がいたり(補聴器があれば割とちゃんと聞こえているが、幼い頃に発症した為やはり話し方は発音が独特)、補聴器があれば普通の人と同じように発音し会話できる難聴の人もいた。
感音性難聴については詳しく分からないがwikiの情報では『意図的に難聴を装った結果難聴になった詐聴(さちょう)も含まれる。』とある。
佐村河内氏の場合は手帳を取得していないとあるので、1級を装って高額な障害手当を得ているわけではなさそう。

事件後に仕事をせず、高級そうなケーキを買ったり、どうやって生活しているんだろう?蓄えがあるんだろうか。
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