アンソニー

欲望のアンソニーのレビュー・感想・評価

欲望(1966年製作の映画)
3.6
セリフが少なく
シーンが何を象徴しているのかも
説明はほぼ無いので
一回観ただけでは理解し難い内容。

60年代のポップカルチャー
いつ見てもいいですよね。
女性たちが全員オシャレで最高です。

話の展開が緩やかなので
これはどこに向かうの?と
展開は読めないが
難解なために飽きがくるのもあって
やる気出さないと個人的には
大変かなと思います。

DVDを購入して観たのですが
映画の映像を頭から終わりまで
流しながら解説してくれる
神特典が付いていたので
それを観た後にまた書きます。



解説を観ました。
何故、展開が緩やかに感じたのかが
なんとなく分かりました。
現代では何とも思わない場面が
当時は物議を醸す場面だらけだった。
それが理由かなと思います。
マリファナを吸うシーンや
ゲイのカップル。
行きずりの男女のセックス。
当時の人からすれば驚きの連続で
良くも悪くも映画に惹きつけるられた
事だと思います。
今では当たり前とは言いませんが
出てきたとしてもビックリする事は
無いのかなと思いました。

あと、映画を解説する立場にある
プロの方にとっても理解し難いシーンは
いくつかあるようです。
その難解さが魅力でもあり
飽きてくる要因でもあると感じました。

そして、この映画が抽象映画だから
というのも分かりました。
真実は何一つ提示される事がなく
故にいくつもの解釈がある。
自分で作品に意味を持たせ無ければ
この映画を楽しむ事は難しい。