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欲望のKのネタバレレビュー・内容・結末

欲望(1966年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

黒い背景の前で撮影をする(モデル、撮影する)
→薄紫の背景の前に人が立つ(着飾ったモデル、撮影しない)
→背景をめくって後ろ側に人がいる(秘密を撮影済みで、自ら衣服を脱ぐ)
→背景をもみくちゃにして乱痴気騒ぎをする(衣装のドレスに憧れているところで衣服を剥ぎ取る)
⇒虚構〈衣装やバックスクリーン〉から実態へと近づいていく

グレーのガラスの重なり 羽根

骨董品店とプロペラのくだりは何だったのか
役に立たないものを手に入れることの暗示?

カメラ 見えるもの 地面に置く
ボール 見えないもの

写真、映画、イメージは幻?

ピエロの集団 現実を嘲笑する存在

最後に消える主人公=認識論や唯物論?
確かな視点は存在しない

撮影するという行為の暴露性、暴力性
越権行為としての盗撮
それによって権力を得ることの陳腐さと所在なさ
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