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名探偵ピカチュウのバロウズのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
4.0
正直あまり期待していませんでしたが、これが予想以上に楽しめた!
特にエンディングなんかめちゃくちゃ凝ってて製作陣のポケモン愛が伝わってくる。

自分は「初代ポケモン赤緑」のバリバリポケモン世代です。幼稚園から小学校の頃、ゲームボーイにかじりついていたのを思い出しました。そんなゲームが世界中で愛されていると思うと感慨深い気分になりますね。
「ポケモンと人間が共存」する世界というものを特に違和感なく構築したのもなかなか凄いと思うし、舞台となる街も日本やイギリス、ニューヨークなど様々な文化を融合させているのも面白いと思います。
初代ポケモンからのファンサービスも多く、ポケモンに触れてきた幅広い世代に向けて作られてあると感じました。もちろんポケモンを知らなくても楽しめると思います。

ストーリーははっきり言ってありきたりだし、細かい部分に粗が多いです(ラスボス馬鹿すぎじゃね?とか)。ギャグも所々滑ってます。でもそれでいいんです!これはポケモンを愛でる映画なんです!
ピカチュウのモフモフ感は凄いしとにかく可愛い!「ピーターラビット」での動物の表現も素晴らしかったですが、こちらも少し水に濡れた時の表現など進化してると感じました。
ただピカチュウやその他メインのポケモンのCGにお金を使ってしまったのか、画面の端に映るモブキャラのCGが妙に粗く見えたのが少し気になってしまった。

そしてまさかコダックとカラカラがこの映画のアイドルだったとは!
骨でコツコツ!の場面は恐ろしいんだけど何故か愛おしく感じてしまったw

どちらかというと「テッド」のようなコメディ寄りの作品だと思っていたのですが、アクションあり、大スペクタクル描写ありでそこらのアメコミ映画にも引けを取らない作品でした。
自分は吹き替え版で鑑賞したので(近場の映画館は吹き替えのみだったため)、字幕版でもう一度見たいと思いました。
「デッドプール」ことライアンレイノルズファンは間違いなく字幕版で見るべきです。
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