DJtigerlily

ボーダーライン:ソマリア・ウォーのDJtigerlilyのレビュー・感想・評価

3.0
問答無用で悪の烙印を押されるソマリア海賊、とは若干違う視点。ソマリアといえばブラックホークダウンで暴徒と化した住民が米軍の死体を引きづり回した事で有名だが、国家としても実態は内戦でほぼ無政府状態、リアル北斗の拳などと揶揄されるようにポジティブな材料はほぼ皆無な国として認識されていた。そんなソマリアに1人のカナダ人ジャーナリストがジャーナリストとしての環境を変える為に危険を承知で取材に入る。彼のパーソナリティに関して好みが分かれるかもしれないが、命の危険に晒されながらもソマリア側の実情を伝えたいう事実はやはりリスペクトに値する。

ただ映画的に言うと今回のアルパチーノ、もう少し何とかならんかったものか。正直どの辺がボーダラインだったのかという点も含め映画的な評価は微妙な所に落ち着く。