ピピッと目覚ましがなり、着替えて学校へ行く「初めまして大島志乃です」と何度も練習しながら通学しクラスで皆が自己紹介をはじめるが彼女は上手く言葉を話す事ができない。
大島志乃(南沙良)母音が始まる言葉が話せないが、それ以外は意外とスムーズに話せる。
岡崎加代 (蒔田彩珠)歌が下手だが音楽好きでギターも持っている。唯一志乃を笑わないでいてくれた。
菊地強(萩原利久)志乃と加代のクラスメイトで人の気持ちを考えず空気読めないお調子者。
他出演者→ 小柳まいか、池田朱那、柿本朱里、中田美優、蒼波純、渡辺哲、山田キヌヲ、奥貫薫。
使われていた歌→ 北山修が作詞、加藤和彦が作曲し2人の連名で発表した歌曲「あの素晴しい愛をもう一度」フォークグループの赤い鳥「翼をください」thee michelle gun elephant「世界の終わり」THE BLUE HEARTS「青空」。
南沙良、第2シリーズの「ドラゴン桜」やカップヌードルのCMに出てて可愛い子だなぁと思って!映画も出てるって事で鑑賞。「ドラゴン桜」の時の明るいキャラクターと全然違うし表情が暗いから同じ子?ってちょっと驚き。
先生も「ドラゴン桜」に出てた女の先生じゃんと思ってしまった。先生!そんなに単純な事じゃないと思うよ…と言いたくなる。
見てる側からするとどうして?ってのが最初はぐるぐる。だって話せてる時は話せてるんだもん、スラスラと。せめて何故そうなったのかを教えていただかないと周りも戸惑うし、映画見てる人もモヤモヤしますわ。原因不明!どうにもなりませーんってなるまで色々治療した感じもなさげだったような。
おちんちん、カラオケ、路上ライブ、セミナーのチラシ、溶けるアイス、学祭も印象的。
加代の歌が本当に下手くそすぎるんだけど、本当に下手じゃない人が下手に歌うのって難しいんじゃ?実際は上手いのかも知れないけど。志乃演じる南沙良の歌声が透き通るように綺麗だった、上手いとかじゃないけど真っ直ぐさみたいのがグッとくる。
撮影場所が静岡県沼津市らしい。海や山など景色が常に良い。
吃音だからとか関係なしに、気持ちの問題だよなって思った。友達いない人はいないだろうし、仲良くなろうとか自分から歩みよらないで待ってるだけとかもいるしね。
本当に治らないのだとしたら周りに理解されないと学生生活どころか社会に出ても色んな事が難しいだろうなって思った。映画だし他人事だから言えてしまうのかもしれないけど嫌な事から逃げたいのは普通の人間だって思うし、どうにかしたいなら加代や菊池のようにやれる事をせめてやってみてから逃げるなり諦めたらいいのにーとは思っちゃいました。あんなに伸び伸びと歌ってたから急にどーした?って思っちゃいましたねー。
メインの3人がそれぞれ闇を抱えてて高校生はデリケートなお年頃って所でしょうか。めんどくささが凄い。
後半めちゃ喋るじゃん!って思ってしまったのと、少しでも想いが周りに伝わったのかなって思えた終わり方は好みでした。
「その喋れないやつなんなの?病気?」