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志乃ちゃんは自分の名前が言えないのパピコのレビュー・感想・評価

4.4
吃音症の志乃ちゃんは名前もうまく話せない。高校で友達が作れず孤立してしまう。クラスのはみ出しもののカヨと仲良くなり変わっていく。

全国の中高生に観てほしい作品。
1人でも味方がいると気持ちは全然違う。
一歩踏み出す勇気。
自分を受け入れる強さ。

最初の自己紹介がうまく話せないシーンで泣いてしまった。自分の中で何回も練習する感じ、順番が回ってくる緊張感、周りの目。当時を思い出してとても怖かった。

自分はあそこで志乃ちゃんみたいに変われなかったまま今に至ってる。
変わろうと思って、自分を見つめ直して一歩踏み出す。この難しさ。

最後の志乃ちゃんのセリフで、自分も頑張ろうと思えた。
「自分を1番恥ずかしいと思ってるのは自分。
逃げても逃げても自分は追いかけてくる。
自分はずっと自分なんだ。」

一生の付き合いになる「自分」を認めてあげるそんな映画でした。

こういうむき出しの青春映画大好き
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