吃音などのことを通して思春期の苦しみやもどかしさをリアルに描いた青春物語。
先生や母親の優しいけど理解できてないが故の合っていない対応や、ちょっとのことでどうしようもなくなってしまう少女たちの脆さもまたすごくリアルで、萩原利久さん演じる菊地のあのずっとズレてしまってる感じがまたリアルで悲しくも感じる。めちゃくちゃウザいし最悪だけど、15、6歳なら悪意なくああいうことになってしまう奴はたまにいるし、自分も実際遠からずな時期があった。
苦しくてもどかしくてどうしようもなくて、でも大事なものを描いてくれているすごく良い作品だと思う。
一時期よく話してたけど些細なことで関係が切れてしまった高校時代の大事だった人のことを思い出した。
あとやっぱり俳優陣の演技が凄くて、中でもやっぱり南沙良さんの演技がめちゃくちゃ凄い。