燕鷲

アニマルズ 愛のケダモノの燕鷲のレビュー・感想・評価

アニマルズ 愛のケダモノ(2016年製作の映画)
3.0
愛は憎しみに勝る、と一部の人たちは言う。そうなのかもしれないし、そうであってほしいと自分も思う。
KANも“必ず最後に愛は勝つ”と歌っているし。
では、歪んだ愛と不器用な愛が同じリングに上げられ、否応なしに闘わざるを得なくなってしまった場合、果たしてどちらの愛が勝利するのか?

父と母、母と娘、娘と女、女と男……。

優位性を保ちたいがためにマウントを取り合う、見えない鎖で繋がれた者たちによるデスマッチ。闘いの結末や如何に。



スローモーションの乱発に「こんなムダなところでハイスピードカメラ使ってんじゃねえよ……」と呆れていたのだが、まさかそれが終盤の手に汗握る展開への前フリになっているとは思わなかった。ヘッタクソな素人だと見下していた相手が実はそこそこのグラップラーで、最終的にまんまと一本取られました、みたいな感覚(意味不明)。
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