もこ

億男のもこのネタバレレビュー・内容・結末

億男(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品の1つ。
何回も見ているけれど、毎回お金について考えさせられる。

一男は『死神』、九十九は『芝浜』を語るが、この2つの噺を知るか知らないかで印象が変わる。
其々の落語は彼ら個人のお金に対する価値観を表している。

九十九とバイカムで仕事をしていた3人は、ようやく買収後にお金の価値に気付けたのかなあと思う。
みんな同じ様なことを言っていて面白いが、少し切ない。

最後の自転車のプレゼントは、一男の純粋で親切な気持ちから起こしたアクションかなと思う。
お金で望むもの全てが手に入るわけではないし、打算で人付き合いなんて絶対にしたくないな。自戒を込めて。

以下大好きなシーン
「会社を売ったら僕達が今まで積み上げてきたものも僕達自体の価値も0円だ。でも手元には200億ある。このお金は一体何なんだ。このお金にどんな意味がある。」
もこ

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