このレビューはネタバレを含みます
クリント・イーストウッドはこういう感じの撮り方もする人なのかと驚いた。
今までの作品とは少し毛色が違ったように感じる。
ストーリー全体の中で前置きは長めではあるけど、現在の主人公たちを語る上で小学校時代は欠かせない要素だったと思う。
ミッション系の厳格な学校の教師がどことなく黒人や母子家庭における子供への色眼鏡の対応や、ADHDという悩みも抱えており、少し浮いていて理不尽な環境を過ごした子供時代。
離れたりもしたけれど、それでも絆はあってそんな彼らが大人になって人を救ったよ。
落ちこぼれだと思われていた彼らがサクラメントのヒーローになったよ。
というサクセスストーリーと個人的には感じる。
テロリストはフィクションならば弾切れというミスはお粗末すぎるけど、現実では救いでもあったし、計画の粗も感じて、ある意味そういう凡ミスがよりリアリティを感じさせてくれた。
とはいえ、何も映画にせず、しかも本人演出までせずともアンビリバボーとか世界仰天ニュースとかで語るに足る内容ではあったかなぁ。