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15時17分、パリ行きのhiのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
5.0

話の本題は列車でのテロ事件だが、終盤に至るまではアメリカ軍人の日常が描かれている。
普通の男の子が軍隊に入り人を助けたいという夢を持つ。そしてそれを実現していく。
軍人と言ってもみんなが戦地で戦う戦士になるわけではない。後方支援、救助や救護、死者の移送、撤退に特化した部隊もある。前線に出る事だけが軍隊の全てではないから。

アメリカの軍人になるのは日本で自衛隊に入るのとは意味がかなり違うということを感じる。アメリカで従軍し戦地に赴く命令が出ればそれはもう死と隣り合わせの現実と闘うことになるから。そういう覚悟や厳しい日常を生きていたから、あの瞬間行動できたのかな。

この映画はテロリストから民間人を救ったのはどんな人たちだったのか?というみんなが知りたかった疑問に答える映画。
見終わってから本人たちが主演だったと知ったんだけど、全く違和感なかった。演技であって演技ではなかったのか?
『あの時何が起こっていたのか』を知ることができる良い映画だと思う。
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