タカヤマ

15時17分、パリ行きのタカヤマのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.8
スコア4.5以上・・・超傑作!超おすすめ!
4.0〜4.4・・・名作。おすすめ。
3.0〜3.9・・・お暇ならいいと思います。
2.0〜2.9・・・僕はあんまり、でした。
1.9以下・・・時間の無駄だと思います。
イーストウッド監督は日常が非日常になる瞬間を丁寧に描いている。全てのシーンは日常と非日常の差、その差の恐ろしさを表出させるために撮影されている。そのために役者ではなく本人の出演ご必要だったのだと思う。黒木和雄の「tomorrow 明日」という映画も日常と非日常を描いているが、結末は悲劇と英雄劇とで、全く違う。しかし、この事件もほんのわずかなことで大悲劇になっていたのかもしれない。劇中のセリフのように、私たちは偶然ではなく必然で、日々の出来事に遭遇しているのかもしれない。そして最も印象的なのは、主人公が人々を救った直後の表情。賞賛されるのは数日後であり、その場では孤独なのだ。とても奥深い演出が光るが、とはいえ、物語が冗長な印象が強く、主人公の減量にトライする話とか、なんかいるのかなあ?このシーン?と首を傾げたところもあった。
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