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15時17分、パリ行きのakiのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.5
レンタルするとき、「テロリストを止めた3人の青年たちが本人役で出演」とあって、ほんまかいなと半信半疑で観て、見終えて再確認した、本当にこの人たち役者じゃないのか?と。
DVDに含まれてたクレジットの映像を見たら、主演3人以外も本人だったと知って、びっくり。
そんなこと、誰が考えつくんだ。
クリント・イーストウッドか。

実際の出来事を扱った映画は数あって、割と好きなジャンルなのでこれまでそれらを映画として楽しんできたけれど、この映画はその成り立ちですでに「映画」と「現実」の境界線をぐいっと超えてくる。
いつもなら役者を見て「実際もこういう人だったのかな」と想像を巡らせるところを、あちら側からもう一歩こっちに踏み込んでくるので、しかも幼少期から親からを含んでどんどん人物像を立体的にしてくるので、だんだんと頭がぐらぐらしてくる。

ストーリー的に、テロを止めるところが派手に描かれているのを想定していたら、幼少期からの描きにすっかり最後は泣かされました。母的な気持ちで。

DVDで見る方には特典映像まで見るのをお勧めします👀
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