その土地、土壌で作られた素材をどう調理し、目で味わうか。
“食”をテーマにした作品は、「かもめ食堂」からはじまり日本だとたくさん制作されているので韓国を舞台にしたらどうなるのか大変興味深かったです。
でもよく考えれば韓国も春夏秋冬があるので似たようなことはできるんですよね。
ちなみに日本版、原作共に未見。
都会の生活に疲れて母親と住んでいた実家に戻ってきたヘウォン。地元の幼馴染ジェハとウンスクに再会し、何をするでもなく農作物を育てながらごはんを作って食べる。
父親がいないへウォンは、幼いころから日常的に家事を手伝ってきたのが見てとれる。おいしい料理を作るのも母親の教えのひとつ。心がからっぽになってもお腹は空くし、友人は訪ねてくるし。四季を通してゆっくりと力を蓄えていくへウォンの姿に、昔同じように自分も抜け殻になったことを思い出してなんだか愛おしくなった。
犬のオグは珍島犬という韓国の犬種らしい。かわいかったなー。犬を連れてくるジュンヨル、農作業男子のジュンヨル、酔っ払いジュンヨルもかわいかった。
キム・テリちゃんとジュンヨルの組み合わせは、また何か別の作品で見たい。
