ホワイトストーン

それだけが、僕の世界のホワイトストーンのレビュー・感想・評価

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)
4.0
う〜〜〜わ!!
どストラァァァイクゥゥゥ!!!
ヤバイ、ヤバすぎる。
この作品の最大の肝となるのは、なんといっても役者陣の演技力。素晴らしいです。まず、イ・ビョンホン。今作で幼い頃、母親に捨てられ、40歳になった今でも定職に就かない男、ジョハを演じています。言わずと知れたトップスターですが、ちゃんと要所で素晴らしい演技をしてくれているので、年齢を重ねてきて良い役者になったなぁと思います。
そして、なんといっても、イ・ビョンホンの弟、ジョンテを演じたパク・ジョンミン。いやぁ、素晴らしすぎた。自閉症の方の役を演じられていましたが、本当に自閉症の方なのかなと思うぐらい、身振り手振りや動作など、完璧に演じていました。
そして、2人の母を演じたユン・ユジョン。
不器用だけど、温かい。そういう母親を演じればこの方より右に出る者はいません。

そして、何より言いたいのは、この作品の女性が強く描かれていて悪者が1人も存在しないということです。パク・ジョンミン演じるジョンテに分け隔てなく偏見もなしで一緒にゲームをしたり一緒に食事をする、大家の娘。そして、見た目は水商売でホストクラブを経営している大家ですが、先程書いたように娘がジョンテとゲームをしたりする描写が度々入ったり、実は多様性を受け入れられる、理解のあるいい人なんだろうなと思わせてくれます。
そして、今作に出てくる金持ちの会長も、一見、冷血で感情よりもビジネスを重きに置いている感じですが、実はその内面では壮絶な出来事が原因で、二度とピアノを弾けなくなってしまっていた娘のことを誰よりも心配し、愛していることがわかる描写があります。

僕は、最初兄弟愛、家族愛がテーマかなと思っていましたが、そんなことは無く、女性たちの強さ、母親の愛、そんなことを思わせてくれる作品でもあり、最終的には色んなことを気づかせてくれる作品でした。
(まあ、兄弟愛、家族愛がテーマでも面白いでしょうけどね。笑)

なんか長文書いてればいいってもんじゃないですね。💧
次回からは語彙力や文章力。もっと勉強します。