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人魚の眠る家のaaaaaのネタバレレビュー・内容・結末

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

何をもって死というのか。身近に起こってしまったら、「もう、助からない=死」という論理ではわりきれない。でもそれは、他の誰かなら死んでもいいというわけでも、弟を犠牲にしていいというわけでもない。どの考えが正しいのか間違っているのかはわからない。難しい問題。
でもみんな、みずほちゃんのことを思っていたのは確かで、最後に「ありがとう」と言いにくるシーンは、ある意味でこの問題の答えが表されていたのかもしれない。←原作でもあったけど、読んでなかったら一瞬本当に起きたのかと思っただろう。
篠原涼子がすごかった。彼女以外この役はちょっと考えられないくらい。
来泉ちゃんもよかった。

全体的にカメラが固定されておらず、ハンディカメラのようで、ドキュメンタリーみたいだった。後半になるにつれて、母親が少し怖く見えてくる撮り方もすごい。具体的には川栄さんが家に来た時は、急にミステリーっぽい感じになってた。それまで、バリっバリに感情移入してたが、そこでいったんこの問題に距離を置いてかんがえられるようになる。
家を上からうつすシーンも、堤監督ならでは。
最後は家が綺麗になくなっていた。絵的には綺麗だったけれど、引っ越したことと、立派な家なのに売らなかったんだと驚いた。普通の家4軒分くらいの土地だったから。

あとは、光がよかった。
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