人魚の眠る家のつちたにのレビュー・感想・評価

不慮の事故で脳死状態になった娘がきっかけで始まるストーリー。娘は生きていると信じて疑わない少し滑稽にも見える必死なる母親役の篠原涼子の演技が良かった。脇を支える山口紗弥加、坂口健太郎の演技も良かった。母親に期待を持たせてしまうきっかけを作ってしまった西島秀俊演じる父親が終盤に冷静さを取り戻したところからストーリー展開が変化するところが個人的には面白かった。ドラマでよく見る子役の子たちが出ていて、キャスト全員がたしかな演技力で純粋に感情移入して見ることができる色々と考えさせられる、そんな映画だった。