蒲生しくれ

ドラゴンボール超 ブロリーの蒲生しくれのレビュー・感想・評価

3.8
鳥山明先生ありがとう!
ということで久々に鑑賞。

序盤〜中盤がこれでもかというくらい丁寧に描かれる。
・孫悟空(カカロット)の誕生
・惑星ベジータの末路
・フリーザの恐ろしさ
・新生ブロリーのキャラ紹介

サイヤ人編以降のオリジンとして申し分なく
ドラゴンボール弱者でもついていける親切設計。

アニメスペシャルや映画限定のオリジナルキャラ経ちを描き直し
上手く原作世界観に落とし込むことに成功している。

そして中盤〜終盤にかけての大迫力・ハイパー作画大バトル。

ここからはもうずっと戦っているだけである。
しかしながら、最初のベジータパートの凄まじい作画で画面に釘付け間違いなし。

高橋優也さんによる、Zの時代を仿佛とさせる画作りは流石の一言。
サイヤ人の悪人顔が上手すぎる、下瞼が少し湾曲する辺りなんか特に…!

悟空パートからは少し柔らかな絵に変わるが、それでもアニメーションとしては一級品だ。

途中3DCGのパートも挿入され、流石に最新作と比べると見劣りするが、まあ許容かな。
その後のゴジータVSブロリーを観たらどうでもよくなってしまうレベル。

序盤の丁寧さが嘘のような戦いっぱなしの40分、圧巻である。
かなり変なバランスの映画だけど、これはドラゴンボールだから良いのだ。

鳥山ワールドとしては次作のスーパーヒーローに軍配が上がるが
こちらはドラゴンボールZ以降のバトルの集大成として、完璧に近い作品だ。

ヘタレじゃないカッコいいベジータが最高の作画とアニメーションで観れる。
それだけで5億点です。
蒲生しくれ

蒲生しくれ