鳥山明先生ありがとう!
ということで久々に鑑賞。
序盤〜中盤がこれでもかというくらい丁寧に描かれる。
・孫悟空(カカロット)の誕生
・惑星ベジータの末路
・フリーザの恐ろしさ
・新生ブロリーのキャラ紹介
サイヤ人編以降のオリジンとして申し分なく
ドラゴンボール弱者でもついていける親切設計。
アニメスペシャルや映画限定のオリジナルキャラ経ちを描き直し
上手く原作世界観に落とし込むことに成功している。
そして中盤〜終盤にかけての大迫力・ハイパー作画大バトル。
ここからはもうずっと戦っているだけである。
しかしながら、最初のベジータパートの凄まじい作画で画面に釘付け間違いなし。
高橋優也さんによる、Zの時代を仿佛とさせる画作りは流石の一言。
サイヤ人の悪人顔が上手すぎる、下瞼が少し湾曲する辺りなんか特に…!
悟空パートからは少し柔らかな絵に変わるが、それでもアニメーションとしては一級品だ。
途中3DCGのパートも挿入され、流石に最新作と比べると見劣りするが、まあ許容かな。
その後のゴジータVSブロリーを観たらどうでもよくなってしまうレベル。
序盤の丁寧さが嘘のような戦いっぱなしの40分、圧巻である。
かなり変なバランスの映画だけど、これはドラゴンボールだから良いのだ。
鳥山ワールドとしては次作のスーパーヒーローに軍配が上がるが
こちらはドラゴンボールZ以降のバトルの集大成として、完璧に近い作品だ。
ヘタレじゃないカッコいいベジータが最高の作画とアニメーションで観れる。
それだけで5億点です。