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猫は抱くもののるんPANのレビュー・感想・評価

猫は抱くもの(2017年製作の映画)
3.0
2月22日はネコの日ということで。

色々と演出が斬新。舞台を見ている気分というか、実質舞台演劇という節はある。

後半の展開は「??」ってなるし、オチもまぁイマイチピンとこないけど、なんとなーく言いたいことは伝わってくる、そんな作品。

それにしても、ネコの吉沢亮ばり可愛くねぇか??序盤の身体撫でられて悶えるシーンとかこっちが悶える(?) ピッタシめの衣装を選んだスタッフ良き。

解釈が釈然としなくて難しいところではあるけど、“理想と現実”を身を持って体感するようになった人が観れば刺さるものがあるのかなぁって思う。

『ベッドに横になってると、外から聞こえてくる笑い声に耳を塞いだりして、1杯の水を飲むのも面倒になって、窓から見上げた空が青空だとうんざりして、思いっきりカーテンを閉めたりした時のことも〜』ってセリフのとこがすげぇ刺さる。人生や選択に間違いとか正解とかもないし結果論でしかないけど、過去があってこそ今があるということを“良かったなぁ”って漠然と噛み締められる人生にしたいなぁ


P.S.同じ時間なのに邦画は長く感じて洋画はあっという間に感じる現象に名前をつけましょう
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