ブリジット・フォンダが輝きすぎ。
あんなん誰でもファンになるだろ！！
真のスター女優っていう雰囲気がぷんぷんする。
話はフランク・キャプラのものに似た、正直者が救われるストーリーだけど、ちょっと「アーティスト」に似てると思った。
そもそも論として、チャーリー(ニコラス・ケイジ)があのミュリエル(ロージー・ペレス)と夫婦なわけなくない？っていう。
警察官という献身的なことを志す人が、なんなに自己主張が強い人と惹かれ合うなんて考えられないし、やっぱり長続きするわけない。
だってそうでしょ？
いくらお金が余ってるからって、自分の肖像画なんて描かせないでしょ。笑
そもそも思想の違う人に対して自分の信条を説明して理解してもらうのは非常に困難。
とはいえこの映画の大きなテーマは「お金」に対する認識。
お金持ちには憧れるけれど、お金にがめつい人には憧れない不思議。
よくお金か愛かみたいな話があるけれど、
お金で愛は買えないがスタートラインには立てると思う。
だって実際、イボンヌはお金が介在しなくってもチャーリーのことを好きになったか？っていうと、うーん…って思う。
でもお金があったことでスタートラインには立てたし、その後「お金がなくても」っていう境地に立てた。
正直なことを言うと、約束は約束だから宝くじの賞金はあげるっていうのはわかるけれど、カフェを買ったんならばイボンヌはその利益でちょっとは何かを返済しようと譲るべきだったと思う。
