光のニコケイによる、いかにもNYって感じのラブ・フェアリーテイル。
疲れ切った人が深夜にカウチシネマするのにちょうどいい。
映画館のスクリーンか、ブラウン管テレビで観たいタイプのラブロマンス映画。
記者によって人生が変わってしまう恐ろしさも描かれている。
チャーリーがとイヴォンヌが善人のように描かれているけど、決してそうは思えないのが妙に生々しい。
結局は不倫カップルなのだけど、不倫前の善行の積み立てが還元されたって感じのエンディングでした。
本当に「美徳の女神」だってんなら、
自画像なんて飾らないし、
豊胸手術なんてしないし、
3611ドルを「はした金」なんて言わないし、
宝くじの取り分で裁判なんて起こさない。
…と思うのだけど、陪審員の出した結果が現実と同じなら、その陪審員はよほどおバカさんだったんだろうなあ。