毎日、違う誰かの体で1日を過ごしている“A”は、ある日、高校生ジャスティンの体で目を覚まし、その恋人リアノン(アンガーリー・ライス)に恋をする。その後、別の誰かになっても彼女に会いに行き、ついに自分の正体を彼女に告げるが…
感動!ということはなかったが、けっこう好きな映画だった。
“A”の立場の深刻さや、絶望的な心境が十分には語られていないようには感じたし、普通の人間じゃないとはいえティーンエイジャーがあんなふうに決断できるのかなと疑問はアリアリだった。
ラストも切なく救いがないのだが、題材の面白さと、高校生の無責任だけどキラキラした恋愛がとても美しかった。
人種、性別、宗教、見た目ではなく心を愛する、というのもテーマの一つ。でも、もっと不潔でどーしようもない男が登場しても面白かったかも。笑
「スパイダーマン」では気にも留めなかったアンガーリー・ライスだったが、意外といいではないか。