このレビューはネタバレを含みます
釜ヶ崎で釜を奪い合うお話。メイ、ダンス以外の演技が酷い。まっちゃんやまちゃんは味が出てたのに周りが下手なんで全然生きてない。
釜というモチーフ自体は面白いのですが(といっても「釜泥」の換骨奪胎のようですが)、社会派ドタバタコメディにしてはとにかく滑り続けていた印象。
釜ヶ崎で見かけたおもろいオッサンを片っ端から放り込んだようでしたが、単なるインサートにしかなってない。デモにしろ決闘にしろ、迫力ゼロでした。
フィルム撮影の意図は伝わりましたが、やはり演技ゆえか、擬似懐古映像にしか見えませんでした。普通にドキュメンタリー的に全部現地の人使った方が良かったのでは…?
舞台挨拶での釜ヶ崎のエピソード(博打のシーン撮ってたら「兄ちゃん一口ナンボや」とオッサンが寄ってきた、など)の方がよっぽど面白かった映画でした。