猫目

1987、ある闘いの真実の猫目のレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
3.8
1980年代中盤でもなお軍事政権を推し進めようとしていた韓国。市民の民主化運動が激化し大統領はやむなく憲法改正に応じたけど、まだ数十年前の話なんですね。六月民主化抗争に関わった人々を描いた壮絶な群像劇。日浅の国家の歴史をここまで詳らかに再現してしまうなんて、風化させまいとする制作側の意地を感じました。関係者の家族もまだまだ現役で生活しているでしょう。

好きな俳優カン・ドンウォンさんが出てるからと安易な気持ちで見始めましたが、とても重い内容でビジュアルに釣られることなく観れて良かった。唯一コミカルだったのは一匹狼的な検察官ハジョンウ氏かな。
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