すがり

プールのすがりのレビュー・感想・評価

プール(2016年製作の映画)
1.3
おのれwowow。
スリラー特集のひとつとして観ました。

一応ジャケットの水深3.7mは面白い。
でもあっちは47mだよ、勝てないよ。

姉妹がプールに閉じ込められるという状況で一体どうやって面白くしてくるのかと最初はちょっとワクワクだったんですが、そりゃそうだよなという感想。

やっぱり第三者が出てくる。
それが一番話を動かしやすいから当然ではあるけど、その上で相手主体で進んで行くから緊張感が伝播してこない。
例えばリミットなんかは相手も出てくるけど一切姿は出ないし、全て自分の思考と行動によって展開していくから楽しめるんです。

今作で姉妹が主に行ったのは唯一助かる手段の相手に傷害を与えたり、姉妹の昔話で険悪に盛り上がるということ。

結局会話主体なのにそこに少しの力も無い。

人物たちも設定だけ付与されたような映画の傀儡であるし前科者のおばちゃん何だったんだよ。

唯一良かったのは管理人のおじちゃんで、性格悪そうだったけど早く帰りたい気持ちもよく分かるし、
きっとこの映画の裏側で家族団らんしてるんだろうなって考えると姉妹とのギャップでちょっとだけクスっとできそう。
すがり

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