コマミー

劇場版 のんのんびより ばけーしょんのコマミーのレビュー・感想・評価

3.9
【南の島でのんびり】

[気まぐれ映画レビューNo.72]

時系列的に、「のんのんびより」"第1期の直後"の物語となる、唯一の劇場版が本作だ。

小鞠と夏海の兄である"卓"が、くじ運がとても良いのか知らないが、デパートの福引で"沖縄旅行を当てる"。そこで、れんげちゃん達計9人(小鞠・夏海・蛍・一穂・楓・卓・このみ・ひかげ)は沖縄・"石垣島"に旅に出る事になるのだ。そこで出会った民宿の看板娘“あおい“と夏海は"同い年"と言う事もあって、友達になる。

本作の主人公は主に、夏海とあおいだろう。この2人の"ひと夏の友情"に、涙せずにはいられない。旅行最終日間近の"バドミントン"のシーンは、とても感慨深いシーンであり、名残惜しさも感じさせる。
そして本作のひか姉こと"宮内ひかげ"のキャラクターが、さらに面白い。TVアニメでの彼女のキャラも面白いのだが、劇場版ではさらに面白い。

私がもう少し「のんのんびより」の事をもっと早く知っていたら、劇場版も劇場で観に行ってたかもしれないと思うと、とても後悔している。それくらいハマってしまい、最終回を迎えた今、とても寂しくて仕方ない。

それと同じくらい、夏海達の心にも寂しくさと「また会える」と言う期待を感じ、彼女達は前に進んでいる。

とても"強い心"を持ってるのだなと、感じさせられた作品でありました。
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