春とヒコーキ土岡哲朗

劇場版 のんのんびより ばけーしょんの春とヒコーキ土岡哲朗のレビュー・感想・評価

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キャラクターに良い意味で普段より照れがある。

同い年の子がしっかりしてるのを見て恥ずかしくなる、という成長過程。

「お客さん」という外のコミュニティの人とぐいぐい関わるあおいを見て、自分のコミュニティだけで生きてる夏海は内弁慶的な自分の幼さに気づく。でも、打ち解けて話してみたら、あおいも同い年な子ども。一足先に大人と関わっているから遠い存在に見えたが、誰だっていざそのときが始まれば他人と関わることになる。そして、あおいと仲良くなった時点で、夏海は外のコミュニティの人と関わっている。

夏海があおいといつの間にか仲良くなっているのを小鞠が不思議そうに、少し寂しそうに見る場面がある。夏海が知らない間に他の人との関わりを持っている。本人はそんなことなくても、小鞠から見たら夏海が一歩、大人になっている。