きょむ

オンネリとアンネリのおうちのきょむのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

二人の少女も、おうちも、ご近所さんも、お洋服も、すべてがメルヘン。すべてが可愛い。この色使いと不思議な雰囲気だけで、絶対北欧のどこかの映画だなって思える。
お金が入った封筒を拾って、それで二人のために作られたような可愛いおうちを買って、ご近所さんも魔法が使えて、なんてまさにファンタジーでしかありえないのに、そんなことがあってもおかしくないような雰囲気にさせるのが北欧マジック。
特にフィンランドってもう、可愛いイメージしかないもん。
二人の少女も、実はけっこう家庭の事情抱えてたり、複雑なんだけど、その根底にリアルさとファンタジーの融合って素晴らしい。
祖母から無心されてお金に困ったアイスクリーム屋さんのお兄さんが、金持ってると踏んだご近所さんちの魔法のニワトリを盗むんだけど、オンネリの弟の活躍もあって無事確保、そのアイスクリーム屋のお兄さんも根っからの悪人じゃないから、改心したおばあさんと一緒にメニュー増やしたアイスクリーム屋さんをやり直し、二人の両親は、二人の少女とちゃんと向き合おうとしてくれるようになって、なおかつ、二人は一緒におうちで暮らし続けられる、という誰もが幸せエンド。
話が面白いわけではないけど可愛くて、誰もが幸せになれるエンドだから見やすいし良かったな。
きょむ

きょむ