MikiMickle

オンネリとアンネリのおうちのMikiMickleのレビュー・感想・評価

3.6
親友のオンネリとアンネリ。小さな女の子。
兄弟がいっぱいのオンネリも、両親が離婚してその間を行き来するアンネリも、全然家族に構ってもらえていません。
夏休み初日。ふたりでバラ通りを散歩中に、とても素敵な家の前である封筒を拾います。「正直者にあげます」と書かれた封筒。警察に届けた2人はその封筒の中身の大金を貰う事に。が、お金に興味のない2人は元の場所に戻しに行きます。
そこで出会ったこの家の家主“バラの木婦人”。婦人はちょうどこの家を売り出す時だったのです。「老人1人で住む家を建てたのに、出来上がったのは少女2人用の家だったのよ」と。
アンネリとオンネリは、そのお金でこの家を購入する事に。
小さな空色のお家は、ふたりの家になったのです♪

そこはまさしく、アンネリとオンネリのためのお家‼
素敵な素敵なお揃いのお洋服と帽子、黄色い小鳥2羽、2つの小さな可愛らしいベットとお風呂、2人にそっくりなお人形さん‼
たくさんの美しい色に溢れ、まさに夢の様なお家‼

でも、片方のお隣さんは訳ありな曲者だし、片方のお隣さん姉妹は不思議で。
そんな中、ふたりのあとをつける怪しげな影が……どうなっちゃう??


フィンランドで長く愛され続けるマリヤッタ・クレンニエミによる児童文学原作の、小さな女の子オンネリとアンネリの物語の実写化。


まさに夢のような素敵な世界。
もうね、ふたりのおかっぱ娘の可愛さと純粋さと優しさと可愛さに胸がときめいて、冒頭から涙うるうる(笑) この2人に癒されまくりです。キュートで、心底仲良しで。
家の中のものも全ての物も、ありえないほどの可愛さっっっ‼‼
その可愛さが、ふたりの可愛さに完っ全にリンク‼‼‼

脇役も人々も魅力的♡
不可思議なお隣さんの夢ばかりの庭やその人柄、のほほんとした警察官や、キックボード弟や、謎に満ちたバラの木婦人や、オンネリとアンネリの家族や怪しげ人物までも、全て可愛らしくて優しさに満ちている。動植物までも♡

そして、不思議な世界でいっぱい‼‼素晴らしき魔法の世界‼‼
ドキドキもいっぱい‼‼
ときめきもいっぱい‼‼
優しさもいっぱい‼‼

この映画、一日中何度でも見ていられるわ♡ 様々なディテール(インテリアや洋服やテキスタイルや小物にしても)は創造力を刺激するし、ふたりの笑顔は完全に癒し♡ 大好きな1本になりました♪
MikiMickle

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