愛のきずなのENDOのレビュー・感想・評価

『逢いたくて逢いたくて』でもそうだが、絞殺されかけ記憶喪失、またしても二重化する園まり。特殊すぎる役選び。藤田まことに同情の余地なしだが、家族サービス中の遊園地で明滅する佐藤允の残像に光過敏性発作を起こしそうになる。原左知子との修羅場は脱臼し、生涯続く愛なき夫婦生活に耐えられない。允も犠牲者、輪廻する雨のラストに震えて終わる。強迫症的他者依存。ノワール。