トランスマスター

マルクス・エンゲルスのトランスマスターのレビュー・感想・評価

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)
2.0
♯138 あらゆる物の真の価値つまり
人が獲得するため本当に費やすものは
獲得するための苦労と骨折りだ…

ずっとclipに入れていてレンタルショップを探し回った作品をやっとサブスクで発見^ ^。
蒸気機関車が発明され産業革命後のユーロ圏が舞台。
青木雄二氏の著作に良く登場する。
若き日のマルクスとエンゲルスが『共産党宣言』や『資本論』を書いた頃を描いたバディ物ストーリー。

◆良い点/注目ポイント
・マルクスの”利益”とは”搾取”の事だ。のセリフはズシンと効きました。
また英国、フランス、ドイツは理論が無くては何も動かないと言う洞察力も流石です。
・マルクスは奥さんがブルジョワ出身で自身はネガティブシンキング、エンゲルスは自身がブルジョワで奥さんが自分の父親がオーナーを務める工場の労働者。自身の考え方はポジティブ。この2人は相棒も伴侶も自分と逆の立場というところが人間は自分にないものを補完しているだなと感じました。

◆改善点
・実話ベースの為ストーリーの起伏が少なくものすごく地味な作品です。

◆総括
・AIが労働を担ってくれて人類は政府からのベーシックインカムで暮らすユートピアが早く訪れないか切に願う労働者階級
トランスマスターでした!

-2020年 138本目-