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君が君で君だのmasoのレビュー・感想・評価

君が君で君だ(2018年製作の映画)
4.1
2回観ました。

1回目
うわ、なんだこれ!松井監督の頭の中は変態ワールドか!と、ただただ衝撃的。笑いまくる。劇場内もザワザワ。笑

キャスト陣も全く共感できない。なんだこれはと思った言うてました。未だに理解できないとも。笑 でも、監督のオリジナル作品というものがなくなってきている中、大事にしていきたいとおっしゃってました。

2回目
あれ、なんだ、スッと入ってくるぞ。ん?男3人が可愛く見えてくる。と、世界に入り込んでいる自分がいました。また1回目と同じくらい笑えるんだけども、1回目で衝撃的だって事は分かっていたからこそ冷静に考えられるというか、考えなくとも丸っ切りじゃないけど共感してる自分がいました。

人を10年も見守り続ける、愛する事って、ある意味、人間の頭の中や行動は狂気じみてるだろうし、恥ずかしくて言えないような人間の頭の中を上手く表してるというか。満島真之介さんは今回は男3人が1人の女性を10年想い続けて見守るっていうストーリーだけども、その対象が女性だけじゃなく、おじいさんだっていい。逆に女性が男性を見守るでもいい。どんな人でも当てはまると言っていました。はたまた、人じゃない対象でもあると。

深く深くどんどん掘り下げていけばいくほど、色んな考え方が出てくる作品だなと思った。髪の毛を食べ出したり、ひまわりを食べ出したり、階段から落ちたり、歌って踊ったり、生の汗が出てむさ苦しかったり、役者魂を感じられてすごいなって思った。笑

トークショーも行きましたが、松井監督のお人柄にも触れて、なるほど、こういう人だからこそ創り出せるんだなと感じた。1回目はウッ!笑 と少し感じたけれど時間が経ってからまた観たいと思わされたし、2回目観てた時にはもう好きになってました。笑 色々外国の方ではクレイジーなど言われたらしいですが、笑 女性プロデューサーや阿部さんのお陰もあってこの世に7年かけて出せて、今や成功したと言えるんではないでしょうか!?ありがとうございます。

ブラピのすけ。あざす。カッコよかった。
僕が僕であるために。
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