恋人が実は大金持ちだった…という今となってはよくあるラブコメの設定を、オールアジア人キャストでやってみた！という感じ。
玉の輿の映画なので仕方ないとはいえ、ただ金持ちが自分たちの権力を見せびらかして自慢・ドヤ顔しているだけの映画でしかなかった。ラブコメなのにラブの要素もコメディの要素も微塵も感じられない。
最後の最後まで何一つドラマらしいドラマは生まれなかったし、これを映画として呼んでいいのかも分からないくらいには何も得るものが無かった。虚無の映画。この虚無感が金持ち（クレイジー・リッチ）への風刺なのだったらお見事！
だとしても冗談抜きで、なぜこの作品がアメリカで大ヒットしたのか本気で分からない。退屈すぎて1週間かけて見た。
