アニメーションの鬼才ドン・ハーツフェルトのデジタル作品です。Vimeoで鑑賞しました。前作『明日の世界』の続編です。「生と記憶」です。
前作ではコンピューターを使ったデジタル手法を使いはじめたドン・ハーツフェルト。ボクは以前の紙とペンとアナログカメラの味わいが好きでしたが、デジタルも悪くないです。
舞台はクローン技術で人間がコピーを繰り返して生きていく世界です。前回はオリジナルの「エミリー・プライム」に会いに未来から第三世代のクローンエミリーが来ました。今回は第三世代クローンの不完全なバックアップコピーのエミリー・シックスが254年後の地球が滅びた世界からやって来ました。エミリー・シックスの目的は何か?という話です。
相変わらず子供のエミリー・プライムがカワイイ!😍おそらくなのですが、今回は子供との会話からアニメーションを起こした部分も多いんじゃないかなあ。例えばトライアングルランドとか。ひょっとしたら前回もそうだったのかもしれない。ドン・ハーツフェルトが描く世界ってダークなのですが、この「明日の世界」シリーズは子供の無邪気さが前面出て来て、ダークさが薄いんですよ。もちろん、ドン・ハーツフェルトの世界なのだけれど。
ボクは嫌いじゃないけど、ドン・ハーツフェルトのダークな面が好きな人には本作は前作よりも物足りないかもと思いました。