Ki64

ブラッド・ウォリアーのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

ブラッド・ウォリアー(2017年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

まず始めに。
このような難解で意味不明な作品の、丁寧な解説サイトがあることに感謝。作者さんに感謝。そしてお疲れ様です。

解説を読むと何となく分かってくるんだけど、このストーリーをややこしくしてるのが『惑星が重なることで起こる"食"』という現象だと思う。ベルセルク?
これに関して作中でもそんなに説明がなされてないと思うし、そこまで物語中でも機能してなかった気もする。

更に追い打ちをかけるように主人公や各キャラが、今何を目的として動いているのか、何がどうなればこの話がイイ感じに着地するのかも分かりにくい。
トドメとして、幻覚なのか過去なのかよく分からないシーンが急に挟み込まれる。
このシーンの切り替えが全てを分かりにくくしてて一番よくないと思う。

中盤、村で平穏な暮らしを送る風景は、ストーリー進行も停止してやたら長かったし『今一体何を見せられてるんだろう』と感じる。

あとツッコミどころとしては

・「村で初めてのタヒ人よ」→その割にはめっちゃ葬り方手馴れてるやん
・(狩りの修行中)「獲物にバレた時点でアウトだぞ」→バレてる中追い続けてる
・ラストダンジョンに単騎殴り込みで伝説の剣っぽいのを置き忘れていく。
・最後の決闘場めっちゃ狭いやん

等々、笑いにも昇華しきれない中途半端なツッコミどころの数々も、よろしくない。


けど、映像はある程度美麗だし、登場するキャラたちの衣装やディティールも安っぽくなくて、BGMも違和感なく雰囲気作りに役立っている。アクションも、良くはないけど最悪ってわけでもない。
本当にあかん★1映画たちはその辺もことごとくあかんので、ここらは評価したいポイント。
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