このレビューはネタバレを含みます
少し優しいんだけど、あんまり賢くなくて、やっぱり利己的な人たちだったんだなあ…という感じ
羊太もリンもちゃんとした社会的身分もないし、学校も行かせてもらえてない
でもあの瞬間の、虐待を受けるよりは…ていう一時的な逃避にしかならない選択をしてる
でも根本的な解決じゃなくて逃避が1番楽だし楽しいのはほんとにわかるんだよな〜
まあそういう印象かなあ
映画としては、邦画なのにダレるとこがなくて見やすくてすごいよかった
あと樹木希林があのタイミングで死ぬとは思ってなかったからびっくりした…痴呆症になるんかなあってそんな程度しか考えてなかった
そんで樹木希林と松岡茉優の関係性がすごく好きだった…信頼しあってる感じ。
で、樹木希林死んじゃったときの松岡茉優の演技がめちゃくちゃ好きだった…信じられなくておばあちゃんの髪をずっとといであげてるのとか…憔悴した顔とか…
安藤サクラ演技うまいね〜…普通に女優さんに興味湧いた。
リリーフランキーもまじでその辺にいるおっさん感すごくて…配役も上手いなあって…
てか全体的に配役めちゃくちゃ上手くない？
捕まった後の尋問してくる警察官が若い人たちだったのも、綺麗事でしか物が見えてない人たちが現実を知る人たちに説教かましてる感じがこう…すごいよかった
松岡茉優が最後どうするんかが結構気になったのにぼやっと終わってたから…もうちょっと見たかったなあという気持ち
一番信じてたおばあちゃんに裏切られた気持ちになって、本人も死んじゃったから確かめようもないまま…あのあとどうなっちゃうんだろ
ショウタの最後リリーフランキーと訣別するとこもよかったな…リリーフランキーの未練が全く拭いきれてないとこも…
見た後しばらくもやもやしたし、あんまり好みじゃない映画だったかな〜とか思ってたけど、予想以上にいっぱい感想出るし、結構好きだったんかなー笑
