万引き家族のKoedaのネタバレレビュー・内容・結末

絶対素敵な映画だってわかってたけど、期待裏切らずやっぱり素敵だった。是枝監督、さすがです。素晴らしい映画って終わったあとの余韻が、最高に残るね。

世界にはこーゆー家族がいるのだろうか。もし本当にこーゆー家族がいるとしたら、それはやっぱり誘拐になるんだろうな。
でももし、自分が同じ立場で、小さな子が1人でいて、傷だらけだったら同じように誘拐してしまうだろうし、全然罪だって背負ってしまうと思う。それは優しさでも正義でもないけど、そんな人間でありたい。
なぜかわからないけど、どんな成功ストーリーよりも元気と勇気を貰った。人間に生まれてよかったな。

なんとなくわかってしまうストーリー展開だったけど、しょうたとりんが、1回も「お父さん」「お母さん」って口に出さなかったのがやっぱり、監督、天才。
いくら優しくされても、お金の話をしているあの二人はやっぱり犯罪者に見えてしまうし、そこが6人が家族になれなかった原因なんだろうなって思う。でも、その万引きがなければ揃ってはないのかもしれない。

あー、ほんと映画って面白い。