み

万引き家族のみのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2020年10本目

やっと見れた〜
いかにも最近のカンヌが好きそうな映画だよねと思ってみ始めたけど、まさにその通りだった。

なんて切ない映画だろう
何百回と言ってるけど、言語化できない「こういう雰囲気」こそ邦画の強みだと思うのよ
そしてこういう雰囲気の映画は大体「そこで終わるの!?」という終わり方をする。

…だからといって続きが見たいわけでもなく、間違いなくそこで終わるからこそ良いのだけど、
あまりに登場人物に入れ込みすぎて「その先を見たい」と思ってしまうのよ。

安藤さくらの例のシーン、アドリブってことは知ってたけど、実際見るとやはりすごい……
彼女の演技大好きなんだよな〜、
演技じゃないような、まるでその辺にいそうなリアル感。みてて疲れないしずっとみてたい!

家族ってなんだ、親子ってなんだ。
血の繋がりがあるから家族なわけじゃない。
夫婦は繋がってないし。
それなのにはみ出し物の他人同士が簡単に家族になるのは許されない。
万引きダメ絶対、死体遺棄もダメ絶対。だからあの家族が引き離され、罰せられたのは仕方のないこと。いつかこうなるって分かってたこと。
でも、彼らが良い家族だったのも事実。
数年後、エンディングの先にハッピーエンドがあることを願ってやまない。
み